■〜行者還トンネル(2003/09/28 Sunday)
data-route-
-奈良県- -大阪府-
上北山村 R169-R309 河内長野市 R310-R371
天川村 行者還トンネル-R309-R309川合 大阪狭山市 R371-陶器山通り
西吉野村 笠木峠-r49-R168 堺市 帰宅
五條市 R168-R310-金剛トンネル
走行距離 最高速度 所要時間
103.21KM 57.4km/h 4時間21分55秒
picture
↑上北山村道の駅
  『吉野路上北山』からスタート。
↑数キロ進むとR309とR169の交差点『天ヶ瀬』へと到着する。
 ここから『行者還トンネル』を目指す為、左折。
↑『天ヶ瀬』交差点R309視点。
 国道同士の交差点とは思えない。
↑写真では分かり辛いが、この先急に道幅が細くなっている。ちょうど国道看板があるので『酷道ぶりを』実感させられる。 ↑この辺りが最初の難関で、かなりの登り勾配。
↑このような、開けた場所へと到達する。
 上方に白いガードレールが見えている。
↑ガードレールが小さく見えるが、こういった秀麗な景色は精神的に結構楽になる。
ただ、横は絶壁となっているため、恐怖を誘うが。
↑ここで青色看板案内を見かける。どうやってあんなところが折れ崩れたのかが謎(よく見かける光景ですが^^;)。
下市町まで46km。下市は行かないのだが、大体の距離感がここで分かるので、非常に重宝する案内看板。

↑こういった景色は、精神に多大なる癒しを与える。
『龍神スカイライン』を思い出す。(勿論、こっちの方が遥かに幅員が狭いが)
↑前方にまたしてもガードレールが。
 このガードレールの先に行者還トンネルがある。
 (この時は知る由も無いが…)

↑ここが『行者還トンネル』。前方に、かすかに出口が見えているが、とりあえず暗い。
 この日はライトは持っていたのだがライトを装着する取っ手が自転車につけ忘れていたので(愚か過ぎ)無灯で行く。
 左に『片側通行』とありますが、トンネル途中で対向車が来たらどうするんでしょうか。
 (それともこれは、トンネル出口の工事が片側通行だと言ってるのか?確認不足…)
↑清流発見。さすがに10月に近いので誰もいなかったが(寒)、夏場はキャンプ地となりそうです。
 (ちゃんとキャンプ場らしき施設があったのでキャンプ禁止ではないでしょうが、事前に調べておく必要はありますね)
↑ここでやっと看板案内。…にしても、国道とは思えない田舎道。
 この先に『新川合トンネル』がある。
↑新川合トンネルと言う2km程の長いトンネルを避ける為に、旧道を走行。
 ご丁寧にR309のおにぎり看板があるのでまず迷う事は無い。
↑と思ったらここにもトンネルが。
て、てっきり『紀見峠』の様な感じで行くと思っていたのですが…再度地図を広げてみると、小さくトンネルが書いてあった。確認不足。と、とりあえずこれを越える。
ちなみにこれは天川と西吉野の境目です。
↑先程のトンネルを越えると一気に下り坂、そしてこういった交差点へと到着。今回私はr49で五條市方面のルートを考えていたので、ここで直進しなければならなかったのだが、私は間違えて右折し、トンネルを越える事に…。今回の悪夢/第一号。
←先程の交差点を右折するとこういったトンネルがある。
実に立派なトンネルだ…と思った方は甘い。
このトンネルにはライトが一つも付いてなかった!!!!
正しく闇。出口が見えているだけが唯一の希望でした(ェ)。
トンネル内は、宙に浮いている感じで、
走ってるのか停止しているのか全く分からない状態でした。
確か大台ケ原ヒルクラの中盤『新伯母峯トンネル』も
こんな感じでした。
山奥にあるトンネルの神秘…いや恐ろしさ……

ちなみに私、このトンネルを越えたんですが、
r49に行くにはこのトンネルを越えたら駄目だと言う事を
トンネル通過後に気付いたので、
またこの闇トンネルを通過しなければならない羽目に
はっきり言って泣きそうになりました(怖)。
↑立川渡方面へ下っていくと、やっとr49へと合流。(合流と言うか、ここが起点なんですが…^^;)
ちなみにここ、以前の『熊野市ツーリング』の帰りで、車で通った事があるので気が非常に楽でした。
↑ここで今回の悪夢/第2号が発生。
こういった何の変哲のない交差点、r49は右折せよと言う赤い矢印がある。
なんか引っかかるものがあったが、看板なので間違いはない!と思い右折したが…
その先は登り勾配が延々と続いていた…
この時点で嫌な予感がしたのだがあの看板を信じ、進む。。
↑そして予感は見事に的中し、行き止まり(ダート)となっていた!!!?
やられました、あの県道看板に。ていうか、あれ騙しでしょう??訴えてやる!!(某番組)
ちなみにここで考えたのが、↑の写真の場所が本当のr49なのでは?という事。
ですが、先程の交差点に引き返して今度はまっすぐ進んでみたら、その先にr49の看板がありました。という訳でこの道はやはりr49ではない…という事が証明されました。あっぱれ。
comment
以前から企画していた『行者還ツーリング』。遂にこれを行なう日がやってきました。
まず車でR169上北山村『道の駅:吉野路上北山』まで送って貰い、そこから自転車で堺市まで帰ろうという計画で行きました。
朝の4時起床、5時に出発、7時20分に『道の駅』に到着。
さてここから自転車での走行だ…という事で、準備を整えいざ出発!
だが…寒かった。確か気温は15度…うーむ…否、ベストな季候!!(笑)

R169を通り、『天ヶ瀬』という交差点でR309へ。本来ここは『行者還林道』と呼ばれている所だが、林道看板は無かった…残念。
で、R309ですが、これが細い!!!勾配もきつい所はあるのはあるのだが、問題はそれではなくて、路面の悪さ
前日から晴天だったのですが、山なのでまだ路面が乾ききっておらず、路面は濡れ放題、そしてセンターには石が転がり放題…と、
決して走りやすい道ではなかった。
特に平地なのに速度が出せなかったのにはストレスが溜まるだけ。先行きが怪しくなる…
が、途中で景観のいい所に出たりと、大自然の神秘に圧倒されつつ、一時間ほどで『行者還トンネル』へと到達
『わーいやったー』…と喜んだが、何故かここで腹が痛くなってきた。緊張感と達成感がぶつかり合い、異常が発生したようです。
しかしトイレが無いのでどうする事も出来ずにそのまま自転車でトンネルを越える。
トンネルは暗いので恐怖感が襲い、そのおかげで腹痛を忘れました(笑)。

さて、結構長い行者還トンネルをクリアし、天川村に到達。ここから下り坂が続くが…
“パンクしてもおかしくないような道”でした。(^^;;)
今回は運よくパンク無しでしたが…(←奇跡か?) 下手したら2回連続でパンクを(悪夢)…とりあえず路面は最悪でした。
『ダートか?』と思わせるような凸凹コンクリ橋や、小石転がり放題路面、陥没など…流石は酷道と言われているだけのある国道でした。

さて、ある程度下りてくると、横に川が流れており、ここから延々と川沿いを走る。
もちろん道幅はかわらずの1.5車線。自転車と車の擦違いでも困難。うーむ…車二台の擦違いは困難ですな。

ひたすら下っていくと、『川合』という所へとやってきた。
この先には『新川合トンネル』という実に長いトンネルがある。地図上では白く細い『旧道』があるとの事なので、まずは旧道探し。
すると、左方面へと伸びる細い通路が。山勘でここを通過。……少し進むとR309という看板を発見。どうやらここが旧道で間違いないようだ。

さて、この旧道、地図で見たところでは大した事なさそうなので軽く切り抜けれると踏んだが全くの見当違い。
急勾配が続いていた。これには参った…(^^;;)
ただ、道幅が結構広いので対向車が来ても特に問題は無かったのだが、
肝心の対向車は一台も通らず、ただただ恐怖と孤独感が私を襲うだけであった。

で、峠に着たら、怪しげなトンネルが。しかもトンネル名称無しのとりあえず作ったようなトンネルであった。
まあ問題なくそこを越えると、そこから下り勾配となった。しかも2車線で路面が旧道とは思えない綺麗な造り…快適に下る。
するとここで青色標識案内を見つける。↑立川渡 →橿原 と言った標識。ここが笠木峠という所です。
ここで悪夢の第一号が発生するが、詳しくはpictureの項で書いてあります。

さて、そこから立川渡方面へ下りて、r49でR168⇒R310で金剛山越えのルートを考え上げたのだが…このr49で悪夢第2号が勃発。
これも、詳しくはpictureの項目を参照ください。

いくつかの障害を越え、やっとR168へと合流。そこから本陣交差点まで到達し、その交差点を直進し、R310で大阪方面へと帰宅しました。
だが…このR310の『金剛トンネル』までの登り道が、これまたキツイ…
ここは今までに数回か通った事があるのだが、今回は、『疲れ』と『緊張故の精神疲労』によりいつも以上に満身創痍…
今回の走行で一番辛かったのは、行者還林道でも笠木峠でもなくこのR310。なんとも皮肉めいた話です。