やりこみプレイ…それはマニアの永遠の憧れ…

第1章-やりこみプレイについて-

やりこみプレイとはその名の通り、そのゲームをやりこんだ事で誕生した難易度の高い組み合わせなどで、どれも一筋縄にはクリアできないものをいう。
当然リッジレーサーシリーズ…リッジレボにもやりこみプレイなるものは存在し、プレイヤーのやりこみ熱によって多大なるやりこみプレイが誕生する。
基本的にやりこみプレイは、とある条件をつけることで成り立つ事が多い。同シリーズの3作目であるレイジを例にとってみても、ブロック無しやロケットスタート無しなど…様々な制限が課せられている。レボでもそういった条件は必要不可欠である。
『やりこみプレイ』と『条件』と言う二つの事柄は常に表裏一体として活きており、それを特に引き立てているのがF/Aという存在なのである。
F/A…それについては後述するとして、まずはそのやりこみの条件について詳しく説明したい。次章へ。


第2章-やりこみプレイの条件-

やりこみプレイの趣旨は以上の通り。
さて、上記で条件条件とか言っているが、その肝心の条件はいかなるものなのであろうか。以下にまとめてみた。

1.プリティモード
初代のSDの感覚を少しながら堪能できると言う素晴らしいモードの事で、これはれっきとしたゲーム仕様なのだが禁止にする。
このプリティモードについての詳細は裏技ページへ。▲こちら
なぜこれが禁止事項になるのであろうか。
…答えは簡単。SDで簡単に最高速度を上げられるし、ジャンプ距離も極端にダウンできるので、あり得ない速さを実現できるからである。
実際これを使用すれば、究極難度を誇るあのやりプレも赤子をひねるほどの難度に激減してしまうほどである。ぜひ禁止にしたい。

2.SDD(シフトダウンドリフト)
詳細は裏技ページを参照してほしい。▲こちら
ただの邪道技、一切の使用は認めない

3.ネジコン
ハンドリングが向上したりするようなので禁止。また、ジャンプ中でも曲がれるらしい。うーん…F-ZEROじゃないんだし…(汗)

4.ブロック
敵車を自車の後方にぶつけると言う技。自車は何の影響も受けずに敵車は一気に減速する。一部のやりこみプレイでは禁止とする。

5.抜かれず
敵車に抜かれずにクリアするという条件。
自車は12位スタートなので無理だろという突込みがありそうだが、これは一度敵車を抜いてからそいつに抜かれずにという意味である。
例えば、黄色車抜かれずに…となると、黄色車を一度抜いたら次から抜かれないように行く…ということである。

6.遅い黄色車
これがやりプレに於いて最も勘違いされやすい要素なので、是が非でも理解してもらいたい
まれにライバルカーである敵車RT YELLOW SOLVALOUが極端に遅くなってしまうといった現象の事である。あの肝心のライバルカーが遅いとはっきり言ってやりこみプレイでもなんでもなくなってしまうので、この場合は必ずリタイアして通常の状態へ戻したい。
なお、リタイアしてもこの状態が続く場合があるので、その場合はミュージックプレイヤーを見れば直る(何故かミュージックプレイヤーを見たら高確率で元のスピードに戻る)。
自車が青車の場合は、まずこの現象は起きないので気にしなくてもOK。


第3章-F/Aと呼ばれる理想郷-

F/A RACING。リッジレーサーのメインカーで象徴する存在である。
リッジレーサーファンの永遠の憧れであり、F/Aを語ることが理想郷を語る…というほどである。
そんなF/A…なぜにこれほどまで愛され、崇拝される存在になっているのであろうか?
まず標準性能というところにこのマシンの美が刻まれているということを理解したい。
表向きには標準性能で扱いやすいという印象を醸し出しているF/A。実際に最高速度も加速も抑え気味なので操縦性は随一である。
しかしその芯では、特筆する性能がないすなわち遅い…という痛すぎる非情の現実に突き当たる。
最高速度の数値に注目してほしい。なんと229km/h(TYPE-Z)という、全車中で2番目に遅い速度を誇っているのである。レボでは最高速度の値がマシンの速さを物語っているので、この229kmという数値はあまりにも厳しすぎる(RYUKYUは227km/hだが旋回力が大幅に高いため圧倒的に速い)。
GARAGA-CARROTと比較してほしい。最高速、旋回、加速ともに完璧に水をあけられており、見ていて涙をそそられてしまう。
最高速度の割に旋回性が低いというのが最大の欠点であるこのF/A…それ故に…だからこそ…ファンはこのマシンを求め、極めようと駆り立てられる。
F/Aは遅い…これの真意はマシン性能の劣りではなくF/A本来の姿なのであり、 F/Aを使用する事でリッジレボ本来の難易度が極限にまで引き出されるのである。

そうして名実ともに昇華するF/Aが、やりプレで数多く登場するのである
やりこみプレイを実行するに当たっては、まずはF/Aとはどのような存在であるのかを考える事が重要なのである。


第4章-やりこみプレイ-

さて、これから本格的にやりこみプレイの紹介をする。どれも容易にはクリアできない代物である。
クリアは難しいがそれだけ達成感が高いので、頑張ってみてほしい。


1.F/Aでデビルカー勝利
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン
備考/-

F/A RACINGでデビルカーに勝利する。ただそれだけのことなんですが、難易度は比較的高いです。
13th RACINGは比較的楽ですが、KIDとエンジェルがかなり厳しく、ブロックテクニックが勝利のカギを握ります。


2.F/AでタイプZ上級勝利
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン
備考/-

F/Aで上級タイプZを1位でクリアする。
逆走より順走のほうが難しく、敵車の1位が意外に速いので、そう簡単には1位を譲ってはくれないでしょう。
逆走は、黄色車がかなり速いので抜かされそうになったらブロックすれば問題ないはずです。


3.RYUKYUでタイプZ上級黄色車ブロックなし
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/黄色車は1周目で抜く

RYUKYUで上級タイプZを1位でクリアする。単純にクリアするのは簡単なので、ここで抜かれずブロック無しの厳しい条件が加えられます。
その条件の対象者が黄色車。こいつにブロック無しの条件を加えるだけで鬼のような難易度に変貌します。
順走は簡単なんですが、逆走はそう簡単にはクリアできません。
しかしRYUKYUの旋回性はぴか一で、ドリフト無しで抜けれるカーブも少なくありません。特にスタート後の下り左コーナーを減速無しで突っ切ることで270km/hを突き抜けることが出来ます(227km/hのマシンとは思えん…)。


4.F/AでタイプZ初級逆走黄色車ブロックなし
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/黄色車は1周目で抜く

F/Aで初級の逆走を、黄色車をブロックなしで抜かされずに1位になるというもの。
黄色車を1周目で抜いてから逃げ切るのがかなり難しいです。どこで抜くかが最大のポイントとなります

なお、まれに緑車が暴走して抜くことすら出来ずに2位で終わる事があるので、その場合は素直に負けを認めてください。(^^;)


5.F/AでタイプZ中級逆走黄色車ブロックなし
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/黄色車は1周目で抜く

F/Aで中級の逆走をブロックなしで抜かされずに1位になるというもの。
やはり黄色が速いんですが、元の難易度が低いのでそれほど難しくありません。


6.F/AでタイプZ上級逆走黄色車ブロックなし
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/黄色車は1周目で抜く

F/Aで上級の逆走をブロックなしで抜かされずに1位になるというもの。
相変わらず黄色が速く、耐えぬくのは至難の業です。
黄色車を抜くのは1周目のどこでもいいですが、更なる極限を目指すのであれば、序盤のRYUKYUと青車とで引っかかっている所で抜いてください。そうすれば終始黄色車の追撃に脅かされ、萌え度倍増であるはずです。


7.RYUKYUで上級TT逆走黄色車ブロックなし
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/黄色車はスタートで必ず抜ける
白車には勝てないので無視

3のやりプレ進化系。RT RYUKYUで上級TTの逆走を、黄色車をブロックせず抜かされずに耐え抜くというもの。白車は無視。
モードがレースからTTへと変更されただけなのですが、難易度は月とすっぽん…それほどまでに黄色車の速度が異常なんです。
特に後半のテクニカル地帯の速度は目を見張るものがあり、明らかに黄色車が出せる速度ではありません
なお、白車はブロック無しでは到底かなわないので、こいつは無視してOK…というかこいつをブロックしたら、それに黄色車がひっかかるという事があるので絶対にブロックしてはいけません(笑)。
…というわけで、順位は2位となるのですが、このやりプレの最大の目的は黄色車との接戦にあるので気にしなくても良いでしょう。


8.13th RACINGを完膚なきまでに負かす
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/1周目は無視
黄色車はどうでもよい

13th RACINGを抜かれずにブロック無しで勝利する。使用車はXEVIOUS GREEN。BLUE SOLVALOUでもいいんですが、難易度が激減するので極限を目指すのであれば緑車で。
順走は簡単ですが逆走はまさしく鬼です。最後の最後のストレートが実に長く感じることでしょう。
なお、1周目はどう頑張っても無理なので、2周目からが勝負です。


9.13th RACIND KIDを完膚なきまでに負かす
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/1周目は無視
黄色車はどうでもよい

13th RACING KIDを抜かれずにブロック無しで勝利する。
13h RACINGとは違い、XEVIOUS GREENでは到底勝てないのでBLUE SOLVALOUで挑みます。
…が、はっきり言って難しいですこれ。私も何度かクリアできましたが、どれもゴール後に抜かれるというほどの接戦でした


10.WHITE ANGELを完膚なきまでに負かす
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン ブロック 抜かれず
備考/1周目は無視
黄色車はどうでもよい

WHITE ANGELを抜かれずにブロック無しで勝利する。使用車はBLUE SOLVALOU。
これもKID同様に難しいです。敵車が速いということもありますが、自車も速いので壁にぶつかりやすいんです。
しかも壁に一度でもぶつかればまず間違いなく追いつかれるので高難易度を誇ってます…てことでクリアには相当な時間がかかるでしょう。


11.F/AでタイプZ初級勝利
禁止条件/プリティモード SDD ネジコン
備考/ブロックなどを制限する必要性はない

リッジ最高難易度を誇る。…これがリッジ史上最大最強のやりこみプレイです。
それほどまでに難しい………難しすぎる。
順走と逆走とでは何故こんなに差が出るのかは分からないんですけど…

とりあえずクリアするにはそれ相応の時間が必要。
一発でクリアしようなどと言う甘い考えは捨て去りましょう。


第5章-やりこみプレイ後記-

シリーズの一つとってもこれほどのやりこみプレイが存在するということは、実に興味深く奥深いことだということを痛覚いたしました。
やりこみプレイの常として、考え出す事が最大の醍醐味であり、クリアしたときはとても言い表せない達成感があります。
やりこみプレイというものに興味のない方も、これを読んでやりプレは面白いよって事をちょっとでも実感できてくだされば幸いです。

なお、基本的に管理者は以上のすべてのやりプレをクリアしておりますが、もしそれの証拠VTRを見たいという方がいれば一報ください。
今後、R研ムービーのページにアップするかもしれません。(^^)
また、やりプレについて質問や疑問などがあれば、メールやR BBSなどにご投稿下さい。